京都工芸繊維大学美術工芸資料館

京都工芸繊維大学

京都・大学ミュージアム連携

©Museum and Archives,
Kyoto Institute of Technology

「大学美術館を活用した美術工芸分野新人アーティスト育成プロジェクト」(2014年度)

○概要

京都工芸繊維大学美術工芸資料館は、2013年度より、美術・工芸・グラフィックデザインの領域で今後の活躍が期待される新人クリエイターの成長を支援することを目的とするプロジェクトを行なっています。
昨年度は12名を育成対象者とし、美術工芸資料館で展覧会を開催し、会期中にはアーティストトークや美術館学芸員やギャラリストを迎えたトークセッションなど、多様なプログラムを実施しました。
今年度はさらなる育成プログラムとして、昨年度からの参加メンバーに「京都・大学ミュージアム連携」のネットワークを活用し、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAと京都造形芸術大学ARTZONEで展覧会を開催する機会を提供するとともに、新たな育成対象者11名による展覧会を美術工芸資料館(2015年1月〜2月)において開催します。

○プロジェクト参加作家

(*2014年度より参加)

美術

工芸

デザイン

(*2013年度より参加)

美術

工芸

デザイン

※2014年度の募集要項はこちら


展覧会1

2014.11.29 - 2014.12.28

あれからの、未来の途中−美術・工芸・デザインの新鋭12人展
あれからの、未来の途中

美術・工芸・デザインの若きクリエイターたち12人が、「未来の途中」と名付けられたプロジェクトに参加するために初めて顔を合わせたのは、2013年の夏でした。彼らが参加したこのプロジェクトは、「大学美術館を活用した美術工芸分野新人アーティスト育成プロジェクト」と題され、文化庁委託事業「平成25年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」のひとつとして京都工芸繊維大学美術工芸資料館が受託したもので、ディスカッションやプレゼンテーションを通して、若手クリエイターが互いに切磋琢磨しながら展覧会を実現させるというものでした。2014年1月、彼らは自らの成長を「未来の途中―美術・工芸・デザインの新鋭12人」展という展覧会で形付けました。
あれから10ヶ月。二年目に入ったこのプロジェクトは、京都にある15の大学附属ミュージアムのネットワークである「京都・大学ミュージアム連携」と連動し、京都造形芸術大学ARTZONEならびに、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAとタッグを組みます。12人のクリエイターがふたつの会場に分かれ、それぞれの場所で、新しいキュレーターとともに議論を重ねながら、昨年の経験をバネにして更なる一歩を踏み出します。一年前に混沌とした未来の途中にあった彼ら12人のその後、「あれからの、未来の途中」がいかなる形で姿を表すか、存分にお楽しみください。

○出品作家
池田精堂太田勲岡達也岡山高大小倉智恵美楠本孝美ジュリー・ペレイラ神馬啓佑田中幹寺岡海中西瑞季山本晃久

○会場
京都造形芸術大学ARTZONE、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

○開催期間 ※会場によって会期が異なります。ご注意ください。

【京都造形芸術大学ARTZONE】
2014年11月29日(土)から2014年12月21日(日)まで
平日 13:00 - 20:00/土・日・祝 12:30 - 20:00、無休

【京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA】
2014年12月12日(金)から12月28日(日)まで
11:00 - 19:00、月曜日休館

○入場料
無料

○ダウンロード

加賀蒔絵と京蒔絵
リーフレット(PDFファイル)


◎関連企画
「アーティストトーク1」
○日時
2014年12月6日(土)14:00 〜16:00
○会場
ARTZONE
○出演
小倉智恵美、中西瑞季、寺岡海(本展出品作家)
+堤拓也(ARTZONE ディレクター)

「アーティストトーク2」
○日時
2014年12月13日(土)14:00 〜16:00
○会場
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
○出演
池田精堂、太田勲、岡達也、岡山高大、田中幹(本展出品作家)
+平芳幸浩(京都工芸繊維大学美術工芸資料館准教授)、藤田瑞穂(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA 学芸員)

「アーティストトーク3」
○日時
2014年12月23日(土)14:00 〜16:00
○会場
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
○出演
楠本孝美、神馬啓佑、ジュリー・ペレイラ、山本晃久(本展出品作家)
+桝田倫広(東京国立近代美術館研究員)


○主催:文化庁、京都工芸繊維大学、京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○制作:京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○共催:京都市立芸術大学、京都造形芸術大学
○協力:京都造形芸術大学アートプロデュース学科
○文化庁委託事業「平成26年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
*本展覧会は、文化庁平成26年度助成「大学美術館を活用した美術工芸分野新人アーティスト育成プロジェクト」として採択された事業の一環として開催されるものです。

展覧会2

2015.1.13 - 2015.2.28

これからの、未来の途中―美術・工芸・デザインの新鋭11人展
これからの、未来の途中

新人クリエイターの成長に必要なものは何か?
この問いかけとともに「未来の途中プロジェクト」は2013年度よりスタートしました。このプロジェクトでは、作品発表の機会、作品についての批評を受ける機会、作品について自ら思いを語る機会、同世代のクリエイターと議論を深める機会など、クリエイターの成長を促すきっかけの場を提供してきました。
京都工芸繊維大学美術工芸資料館では、今年度新たに、公募審査ならびに推薦によって選ばれた11人の新人クリエイターを迎え、「これからの、未来の途中―美術・工芸・デザインの新鋭11人展」開催します。絵画、彫刻、写真、陶芸、染織、プロダクト・デザイン、グラフィック・デザインと多岐にわたる、いずれも20歳代30歳代の若手作家11名の瑞々しい表現が並びます。
日本のクリエイティビティの次代を担うであろう者たちが、自己充足した閉塞的な状況に閉じこもることなく、作品制作と発表を通して、作家同士あるいは作り手と受け手が繋がる場として、この展覧会が機能することを願っています。若さゆえの冒険と脆さが同居するこれら11人の創造行為は、鑑賞者の皆さまからの率直なご意見、ご批評を待っています。 これからの未来へと向かう彼ら11名のクリエイションを、鋭い眼差しを持って、存分にお楽しみ下さい。
*本展覧会は、文化庁平成26年度助成「大学美術館を活用した美術工芸分野新人アーティスト育成プロジェクト」の一環として開催されるものです。

○出品作家
荒井理行石井聖己門田訓和来田広大嶋春香高野友実谷穹本田亨一前谷開牧山智恵吉田奈々

○会場
京都工芸繊維大学 美術工芸資料館

○開催期間
2015年1月13日(火)から2015年2月28日(土)まで

○休館日
日曜日・祝日、1月17日(土)、2月25日(水)、2月26日(木)

○開館時間
10時から17時まで(入館は16時30分まで)

○入館料
一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料。


◎関連企画
第一線で活躍するキュレーターをゲストに迎え、出品作家が2回に分かれて自作について語ります。
「アーティストトーク1」
○日時
1月24日(土)13:00−15:00
○出演
来田広大嶋春香谷穹本田亨一前谷開 +飯田志保子(東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授)
○会場
美術工芸資料館2階展示室

「アーティストトーク2」
○日時
2月7日(土)13:00−15:00
○出演
荒井理行石井聖己門田訓和高野友実牧山智恵吉田奈々 +菅谷富夫(大阪新美術館建設準備室 研究主幹)
○会場
美術工芸資料館2階展示室

「トークセッション」
○日時
2月14日(土)13:00−15:00
○出演
出品作家+Simon Maidment(オーストラリア・ヴィクトリア国立美術館 現代美術部門キュレーター)
○会場
美術工芸資料館2階展示室


○主催:文化庁、京都工芸繊維大学、京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○制作:京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○文化庁委託事業「平成26年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」

*本展覧会は、文化庁平成26年度助成「大学美術館を活用した美術工芸分野新人アーティスト育成プロジェクト」として採択された事業の一環として開催されるものです。