京都工芸繊維大学美術工芸資料館

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Kyoto Institute of Technology

展覧会|Exhibition

2026.11.9 - 2027.1.23

版と刷と広告と
Printed Matter

 街中で広く眼にする「ポスター」は主に広告を機能とするものですが、版を使った印刷という点では版画の方法論に基づく表現でもあります。「ポスター」は掲示物という意味であり、必ずしも広告であるとは限りません。では、版画とポスターの違いはどこにあるのでしょうか。たとえば、版画は壁に直接貼られることはほとんどないでしょう。では、ポスターを額装して壁に掛けると版画になるのでしょうか。このように考えると、同じ印刷物である版画とポスターの区別は明確ではありません。実際、多色リトグラフの技術が飛躍的に発展した19世紀後半以降、ポスターは掲示される前に市場で売買されるほどの人気を獲得しました。それらは広告としてではなく、美術品として収集されたのです。現代においては、ポスターと版画の境界を意図的に越境するような試みも多くなされています。
 本展では、美術工芸資料館収蔵の現代ポスターの実験的な表現の数々と、現代美術の領域から版画の可能性を拡張しようとする実践とを合わせて紹介することで、いま一度版画とポスターの境界について思いを巡らせてみたいと思います。本展を通して、版と刷りの多様さと面白さを感じ取ってもらえれば幸いです。

        

○開催期間
2026年11月9日(月)~ 2027年1月23日(土)
○休館日
日曜日・祝日、12月25日(金)~1月5日(火)、1月16日(土)
○開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
○会場
京都工芸繊維大学美術工芸資料館 2階
(地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅下車、徒歩8分)
○入館料
一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*SDレビュー2026開催中は無料
*大学コンソーシアム京都に加盟する大学の学生・院生は学生証の提示により無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳または被爆者健康手帳をお持ちの方及び付添の方1名は無料(入館の際は、手帳の提示をお願いします)
○主催
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○協力
京都・大学ミュージアム連携