京都工芸繊維大学美術工芸資料館

京都工芸繊維大学

京都・大学ミュージアム連携

©Museum and Archives,
Kyoto Institute of Technology

展覧会|Exhibition

2016.3.14 - 2016.5.7

複製技術としてのポスター
複製技術としてのポスター

 京都工芸繊維大学美術工芸資料館は、「複製技術としてのポスター」展を開催します。デザイン・建築の資料の収集保存を長年にわたり行ってきた美術工芸資料館では、デザイン資料を文化遺産として残そうという全国的な流れの中で、いわゆる「美術作品」として認知分類されてこなかった「ポスター」の保存管理にとっての相応しい方法論と理念の構築に向けての調査検討を進めています。
 本展覧会はその一環として、「複製技術」という視点で資料としてのポスターの特性を概観するものです。展示作品は約30点で、サントリーポスターコレクションの近代ヨーロッパのポスターに、当館所蔵のポスターが対比的に組み合わされる構成となります。
 印刷の「版」が重なることによって出来上がる一枚のポスターは、その印刷途上で様々な顔を見せてくれます。下絵の段階、色の校正時、版の組み替え、初刷りと後刷り等、複製技術ならではの特性がポスターには多くあります。それらの特性は、ポスターを作品として分類/記録/保管する際の困難さともなってきました。本展覧会は、そういった問題への示唆も含め、ポスターの多様な姿を提示します。

○開催期間
2016年3月14日(月)から2016年5月7日(土)まで
○会場
京都工芸繊維大学美術工芸資料館 1階展示室
○開館時間
10-17時(入館は16時30分まで)
○休館日
日曜、祝日
○入館料
一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料で入館できます。
○主催
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○特別協力
大阪新美術館建設準備室

Date:
Mon.14 March. - Sat.7 May. 2016
Hours:
10:00-17:00 (Admission until 16:30)
Closed:
every sunday, national holoday
Admission:
Adults / 200yen
Students (College, University) / 150yen
*Free for High School students and Below
*Free for students of the university affiliated with University Museum Association of Kyoto