京都工芸繊維大学美術工芸資料館

京都工芸繊維大学

京都・大学ミュージアム連携

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Kyoto Institute of Technology

京都工芸繊維大学 第2回「アートマネージャー養成講座」

アートマネージャー養成講座

○概要

講座名/
京都工芸繊維大学 第2回アートマネージャー養成講座

日時/
2014年6月15日(日)〜29日(日)

会場/
京都工芸繊維大学 美術工芸資料館 他
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎御所海道町

参加料/
無料

主催/
京都工芸繊維大学美術工芸資料館

協力/
京都・大学ミュージアム連携

助成/
文化庁 平成26年度大学を活用した文化芸術推進事業
「大学ミュージアム収蔵資料を活用したアートマネージャー育成プログラム―大学ミュージアムによる高度学芸員の育成―」

○講座概要

この講座は、美術館の展覧会をもっと楽しみたい人、学芸員になって多くの人びとに楽しんでもらえる展覧会を企画してみたい人、そんな人たちのための講座です。
展覧会の企画・立案や美術工芸品をとりまく様々な技術に関する講義を受講するStepⅠと、受講生が美術工芸資料館のスタッフと共に、実際の展覧会の企画・立案から展示、事後処理までを体験するStepⅡ、次年度に、展覧会の場を学外に求めて、学芸員のためのより実践的なトレーニングをおこなうStepⅢで構成されます。StepⅡ(StepⅢに続く)の受講は学芸員資格必須で選抜制となりますが、StepⅠは、広く一般の美術好きの方々にも聴講していただけます。皆様の受講をお待ちしております。

►2013年度の様子

○StepⅠ 概要

◎学芸員講座―学芸員による展覧会の作り方

スケジュール

講座番号:A1 6月15日(日)
9:30〜12:30(9:00より受付開始)
@京都工芸繊維大学 総合研究棟4階多目的室

  • 「あべのハルカス美術館誕生秘話」
    講師:米屋 優(あべのハルカス美術館)
  • 「栄西と建仁寺」展
    講師:山下 善也(東京国立博物館)
  • ディスカッション 米屋 優×山下 善也

講座番号:A2 6月22日(日)
9:30〜12:30(9:00より受付開始)
@京都工芸繊維大学 総合研究棟4階多目的室

  • 「細見コレクション名品選 麗しき日本の美―宴の華、もてなしの心―」展 講師:福井 麻純(細見美術館)
  • 「ガラスの科学展―美しき造形の秘密―」展
    講師:床坊 睦美(石川県能登島ガラス美術館)
  • ディスカッション 福井 麻純×床坊 睦美

講座番号:A3 6月29日(日)
9:30〜12:30(9:00より受付開始)
@京都工芸繊維大学 総合研究棟4階多目的室

  • 「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館と国立国際美術館、そして、ヴェネチア・ビエンナーレ」 講師:植松 由佳(国立国際美術館)
  • 「サトウサンペイの世界―四コマで切り取る昭和−」展
    講師:並木 誠士(京都工芸繊維大学美術工芸資料館)
  • ディスカッション 植松 由佳×並木 誠士

◎専門職講座―専門技術者による展覧会を支える力

講座番号:B1 6月15日(日)
13:45〜16:40(13:15〜受付開始)

美術品修復
講師:関地 久治(有限会社墨仙堂)

  • 【講義編】@京都工芸繊維大学 総合研究棟4階多目的室(受付)
  • 【実習編】@京都工芸繊維大学 美術工芸資料館

講座番号:B2 6月22日(日)
13:45〜16:40(13:15より受付開始)

美術写真撮影
講師:三原 昇(Photofactory MIHARA)
【講義編】@京都工芸繊維大学 総合研究棟4階多目的室(受付)
【実習編】@京都工芸繊維大学 美術工芸資料館

講座番号:B3 6月29日(日)
13:45〜16:40(13:15より受付開始)
美術品ハンドリング
講師:上田 智宏(日本通運株式会社関西美術品支店)
【講義編】@京都工芸繊維大学 総合研究棟4階多目的室(受付)
【実習編】@京都工芸繊維大学 美術工芸資料館

○StepⅡ 概要

StepⅠ終了後、希望者のなかから10名程度を選抜し、2014年の7月から2015年1月開催(予定)の展覧会に向けて、平日に月に2〜4回のペースで実習をおこないます。また、2014年9月(予定)にニューヨーク美術館研修をオプションで用意しています。
この講座で養成したいアートマネージャーとは、美術館・博物館において、展覧会の企画や展示だけではなく、修復や広報など、現場で必要なさまざまな活動についての知識と経験を有する人材です。大学の博物館実習では体験できない本格的な展覧会の実施は、受講生の実践力を高めるのにかならず役に立ちます。
*詳細は6月15日の説明会でお知らせします。

○応募について

応募受付は終了しました。

参加費/
無料(ただし、受講にかかる交通費および海外研修にかかる費用等は支給されません)

参加方法/
【StepⅠ】
申込制(先着順)
定員/
学芸員講座 各100名
専門職講座 各40名
【StepⅡ】
申込制(選抜あり)
定員/10名程度

○応募方法

パンフレットに同封されている応募用紙(下記からダウンロードできます)をFAXまたは郵送にてお送り下さい。応募用紙がない場合は、ハガキ等に次の必要事項を明記して下さい。

必要事項/
受講される講座番号(A1〜B3、複数可)・氏名・住所・連絡先・学芸員資格の有無・StepⅡ希望の有無・2013年度の同講座への参加の有無
*なお、StepⅡも希望される方は応募資格をご確認下さい。
応募資格(StepⅡのみ:下記の1〜3をすべて満たしていること)

  • 1.学芸員資格を取得済みであること(見込みは不可)
  • 2.StepⅠの講座をすべて受講すること
  • 3.6/15(17:00〜17:45)の説明会、6/29(17:00〜17:45)の選考試験(小論文)に参加可能であること

*応募者多数の場合は、StepⅡ希望者を優先します。
*応募者多数により受講いただけない場合のみ、ハガキにてご連絡します(6/6頃に発送予定)。
特に連絡がこなければ、当日直接お越し下さい。


応募用紙
応募用紙ダウンロード(PDFファイル)

○応募先

〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町 京都工芸繊維大学美術工芸資料館 アートマネージャー養成講座係
FAX:075-724-7920

○お問合せ先

京都工芸繊維大学美術工芸資料館 アートマネージャー養成講座係
TEL:075-724-7924
E-mail:siryokan@kit.ac.jp

○申込締切

2014年 6月1 日(日)【必着】

○ダウンロード

アートマネージャー養成講座
リーフレット(PDFファイル)

○StepU

StepⅡでは、美術工芸資料館の収蔵資料を用いて展覧会「まねる・まねぶ・まなぶ―複製にみる教育と保存―」を開催しました。ミーティングを重ねて出品作品を決定し、その作品についての調査をおこないました。展覧会期間中には、シンポジウムを開催して「複製」が果たしてきた役割を多角的に検証しました。また、会期中の毎土曜日には交代でギャラリートークを来館者に展示の意図や作品の見所を伝えるように努力しました。
2014年9月には、ニューヨーク美術館研修をおこないました。メトロポリタン美術館をはじめ、アメリカ自然史博物館やジャパン・ソサエティーなどで展示企画や保存修復、美術館教育のノウハウを学びました。

  • 打合せ
    打合せ
  • 作品調査
    作品調査
  • 修復実習
    修復実習
  • 展示作業
    展示作業
  • 展示風景
    展示風景
  • ギャラリートーク
    ギャラリートーク
  • シンポジウム
    シンポジウム
  • ニューヨーク美術館研修
    ニューヨーク美術館研修

アートマネージャー養成講座2014年度生StepU 展覧会

2015.01.13 - 2015.02.28

「まねる・まねぶ・まなぶー複製にみる教育と保存ー」
まねる・まねぶ・まなぶー複製にみる教育と保存ー

京都工芸繊維大学アートマネージャー養成講座2014年度生の企画による展覧会「まねる・まねぶ・まなぶー複製にみる教育と保存ー」をお届けします。
この講座は、文化庁の助成を受けて進めているもので、美術館・博物館の学芸員への就職を希望する受講生が、「展覧会をつくる」ことの過程を実体験することにより、学芸員として必要なスキルを身につけることを目的としています。2014年度は、10名の受講生が、展覧会を企画・構成し、展示作業はもちろんのこと、カタログの作成から広報活動にいたるまで、力を合わせて挑戦しています。2014年度生は「複製」をテーマに以下のような展覧会を企画しています。
どのような展覧会にすれば多くの方々に楽しんでもらえるのか、という課題に対する受講生たちの手探りの成果をお楽しみください。
<複製>と聞いて、なにを思い浮かべますか。「盗作」?「贋作」?「イミテーション」?<複製>に対してネガティブなイメージばかり持っていませんか。しかし、そうでは ありません。美術の世界において<複製>は昔から重要な役割を担っています。本展では<複製>のポジティブな側面、特に「教育」と「保存」を中心に、さまざまな<複製>を紹介します。ネガティブなイメージに留まらない<複製>を広く楽しんでいただけましたら幸いです。

○開催期間
2015年1月13日(火)から2015年2月28日(土)まで
○展示替情報
会期中、一部の展示作品の入れ替えを行います。
前期:1月13日〜1月31日
後期:2月2日〜2月28日
○開館時間
10-17時(入館は16時30分まで)
○休館日
日曜・祝日・1月17日(土)・2月25日(水)・2月26日(木)
○入館料
一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料で入場できます。
○ダウンロード
まねる・まねぶ・まなぶー複製にみる教育と保存ー
リーフレット(PDFファイル)

Date:
Tue.13 Jan. - Sat.28 Feb. 2015
Hours;
10:00-17:00 (Admission until 16:30)
Closed:
every sunday, national holoday (except for Sat. 17 Jun., Wed. 25 Feb. and Thu. 26 Feb.)
Admission:
Adults / 200yen
Students (College, University) / 150yen
*Free for High School students and Below
*Free for students of the university affiliated with University Museum Association of Kyoto

◎関連企画

ギャラリートーク
展覧会期間中の毎週土曜日11:00〜と14:00〜の2回、アートマネージャー養成講座受講生によるギャラリートークを開催いたします。
(※ただし、1月31日(土)は除きます)

シンポジウム
「<複製>から何をみるか」
日時:2015年1月31日(土)13:30〜16:30(開場13:00)
@京都工芸繊維大学60周年記念館2階
○入場無料
○定員
70名(申込不要)
○出演
水谷亜希(京都国立博物館)
田中知雄(大日本印刷株式会社メディア・コンテンツ事業部)

○企画
京都工芸繊維大学アートマネージャー養成講座2014年度生StepU
○主催
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○助成
文化庁2014年度大学を活用した文化芸術推進事業「大学ミュージアム収蔵資料を活用したアートマネージャー育成プログラム−大学ミュージアムによる高度学芸員の育成」

アートマネージャー養成講座2014年度追加展覧会

2015.3.2 - 2015.3.5

京都工芸繊維大学アートマネージャー養成講座
保存・修復プロジェクト展示
保存・修復プロジェクト展示

京都工芸繊維大学美術工芸資料館が2013年度から実施しているアートマネージャー養成講座は、文化庁による「平成25年度 大学を活用した文化芸術推進事業」に採択されたことにより始まった講座です。アートマネージャーとは、学芸員資格を取得したうえで、さらに実践的なトレーニングをつんだ人を指します。学芸員希望者により実践的な経験を積んでもらうことを意図しています。
学芸員の仕事は、展覧会の企画という側面だけが注目されがちですが、実際には収蔵資料の保存・管理が大きな比重を占めます。しかも、その保存・管理には、資料の状態をチェックした上うえで、修復が必要な資料に関しては専門業者に依頼するなどの適切な処置をする必要があります。しかし、学芸員としてのそのような側面は、大学における博物館実習で経験することはほとんどできません。
本講座では、StepTで修復の専門業者による講義と簡単な実習を組み込んでいるほか、展示候補資料について、状態確認や場合によっては、修復業者や担当教員による応急処置の見学、さらには修復業者への作業依頼などを経験することができます。そして、修復が完了した資料は、晴れて展示に使用できるということになります。
2013年度、2014年度には、掛軸形式の絵画の補修、版画のしみ抜き、裏打ちや屏風装、陶磁器の修復、漆芸品のカビ取りというように、幅広いジャンルの修復をしました。ここに、その報告をするとともに、修復が完了した資料を再展示して、どのような作業がおこなわれたのかを追体験することにより、修復についての基礎知識を再確認することとしました。

○開催期間
2015年3月2日(月)から2015年3月5日(木)まで

○休館日
日曜、祝日

○開館時間
10時から17時まで(入館は16時30分まで)

○入館料
一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料。

アートマネージャー養成講座2014年度生Step III展覧会

2015.10.13 - 2015.11.6

京都工芸繊維大学アートマネージャー養成講座企画
「植物≒女性 ―イメージは世界をかける―」
保存・修復プロジェクト展示

世界には多くの民族が、時代や地域ごとにさまざまな文化を作り上げてきました。しかしこの多様な文化のなかに、まるで世界をかけているかのように、時代や文化を超えて共通するイメージを見出すことができます。
その一つが「植物」と「女性」のイメージです。
本展では、中部大学民族資料博物館と京都工芸繊維大学美術工芸資料館が所蔵する多岐にわたる作品資料より、東アジアから欧米に至るさまざまな文化圏のなかに登場する「植物」と「女性」の結びつきを、「生命」と「フォルム」、そしてその「コラボレーション」という視点で探っていきます。異なる二つのイメージは、視点を変えることによって驚くほど「≒」、つまりほぼ同じといえるのです。

○開催期間
2015年10月13日(火)〜11月6日(金)

中部大学民族資料博物館(附属三浦記念図書館2階)
〒487-8501 愛知県春日井市松本町1200番地

○アクセス
JR神領駅からスクールバスにて JR中央本線「神領(じんりょう)」駅下車(名古屋駅より「普通」で約25分)
神領駅北口「中部大学スクールバスのりば」から乗車(約7分)
JR高蔵寺駅から名鉄バスにて
JR中央本線・愛知環状鉄道 「高蔵寺(こうぞうじ)」駅下車(名古屋駅より「快速」で約25分)
高蔵寺駅北口「8番のりば」から名鉄バス「中部大学前」行に乗車(約10分)
※公共交通機関のご利用にご協力ください

○休館日:土曜日、日曜日、祝日 ただし11月1日(日)、3日(火・祝)は開館
○開館時間:9:30〜16:30(入館は16:00まで)
○入場料:無料

◎関連企画1

シンポジウム
「植物≒女性 ―バリの祭礼とデザインからみる接点―」
日時:2015 年10 月21 日(水)15:30〜17:30(開場15:00)
@中部大学不言実行館1 階アクティブホール
○入場
無料
○定員
120名(申込不要)
○パネリスト
永井隆則(京都工芸繊維大学・准教授)、嘉原優子(中部大学・教授)[50音順]

◎関連企画2

アートマネージャー養成講座受講生によるギャラリートーク
2015 年11月1日(日)・3日(火・祝)の11:00〜および14:00〜


○企画
京都工芸繊維大学アートマネージャー養成講座2014年度生 Step III
○主催
中部大学民族資料博物館 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○助成
文化庁 2015年度大学を活用した文化芸術推進事業
「大学ミュージアム収蔵資料を活用したアートマネージャー育成プログラム−大学ミュージアムによる高度学芸員の育成」
○協力 京都・大学ミュージアム連携

○展覧会についてのお問い合わせ
中部大学民族資料博物館
〒487-8501 愛知県春日井市松本町1200番地
Tel:0568-51-9193 Fax:0568-51-9194

○アートマネージャー養成講座についてのお問い合わせ
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
Tel:075-724-7924 Fax:075-724-7920