京都工芸繊維大学美術工芸資料館

京都工芸繊維大学

京都・大学ミュージアム連携

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Kyoto Institute of Technology

展覧会|Exhibition

2023.8.7 - 2023.9.9

比べてみよう! −シリーズ物における表現の違い
比べてみよう! −シリーズ物における表現の違い

 ポスターとは、イベントや商品を宣伝するためにメディアです。デザイナーは、いかに人びとの目をポスターに引きつけるか、いかにして宣伝効果をあげるか、ということに苦心します。色、かたち、文字などを工夫して訴求力のあるポスターをつくることが、デザイナーに求められているのです。
 今回の展示では、日本の一線級のデザイナーが同じテーマに挑戦している例をあげて、デザイナーの工夫や個性をみてもらいたいと思います。  ひとつは、ヒロシマ・アピールズというポスターのシリーズです。これは公益社団法人日本グラフィックデザイン協会 (JAGDA)と一般財団法人広島国際文化財団の協同制作で1983年にはじまった事業で、公益財団法人ヒロシマ平和創造基金も主催に加わっています。毎年、JAGDA会員デザイナーが選出されて、平和を祈るポスターをボランティアで制作しています。ここでは9人のデザイナーがそれぞれのスタイルで平和を祈念している様子をご覧ください。そして、もうひとつは、1997年9月24日にパリで開館した日本文化会館の一般公開の告知ポスターです。フランスのパリという異郷にあって日本文化をどのようにアピールするか。6人のデザイナーの工夫を楽しんでください。
 そして、それぞれのシリーズに参加しているのが田中一光です。田中一光のポスター作品については、2階で同時開催している「田中一光ポスター展 舞台と文字ののぞき穴から」でもみていただけます。ふたつの展覧会を合わせてみることにより、田中一光の日本ポスター史上における位置づけも理解していただけると思います。

        

○開催期間
2023年8月7日(月)〜9月9日(土)
○休館日
日曜日、8月12日(土)〜17日(木)
○開館時間
10:00〜17:00(入館は16:30まで)
○会場
京都工芸繊維大学美術工芸資料館1階第1展示室
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町1
アクセス:地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅下車、1 番出口から徒歩約8分
京都バス「高野泉町」下車、西へ徒歩約10 分
叡山電車「修学院駅」下車、西へ徒歩約15 分
○入館料
一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*本学の学生・教職員は学生証・職員証の提示により無料で入場できます。
*大学コンソーシアム京都に加盟する大学の学生は学生証の提示により無料で入場できます。
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳または被爆者健康手帳をお持ちの方及び付添の方1名は無料(入館の際は、手帳またはミライロIDの提示をお願いします)
○主催
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○企画
京都工芸繊維大学美術工芸資料館