明治35年(1902)に開校した京都高等工芸学校は、京都の伝統工芸の近代化を牽引する人材を育成する目的で設立された学校で、あらたな動力や機械、化学的な知識を教育すると同時に、図案科が設置されて、世界に通用する図案(デザイン)の教育・研究もおこなわれました。この京都高等工芸学校は京都工芸繊維大学の前身校のひとつです。そして、美術工芸資料館には、京都高等工芸学校図案科にかかわった多くの教員が手がけた美術・工芸作品が収蔵されています。
今回の展覧会では、5万点を超える収蔵品のなかから、京都高等工芸学校・京都工芸繊維大学で教鞭をとった教員が学内外で制作をした美術工芸品を展示いたします。京都工芸繊維大学のルーツともいえる作品の数々をお楽しみください。
○開催期間
2020年3月23日(月)から4月8日(水)、9月28日(月)から10月16日(金)まで
○休館日
日曜日・祝日
○開館時間
10-17時(入館は16時30分まで)
○会場
京都工芸繊維大学美術工芸資料館 1階展示室
○入館料
一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生は学生証の提示により無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳または被爆者健康手帳をお持ちの方及び付添の方1名は無料(入館の際は、手帳の提示をお願いします)
○主催
京都工芸繊維大学美術工芸資料館