京都工芸繊維大学美術工芸資料館

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展覧会アーカイブ|Exhibition Archives

2007.6.25 - 2007.8.4

重森三玲の庭 地上の小宇宙

重森三玲(しげもり・みれい、1896(明治29)年〜1975(昭和50)年)は、日本の伝統的な古庭園を調査し、 独自のスタイルで庭に斬新なデザインを取り入れ、 永遠のモダンを追求した昭和の作庭家として知られその活動は日本全国におよんでいます。
三玲は1896(明治29)年岡山に生まれ、日本美術学校で日本画を学んだのち、いけばな、茶道、建築など、 日本文化全般の研究、および庭園を独学で学びました。
また1933(昭和8)年、勅使河原蒼風らといけばな界の革新を唱え『新興いけばな宣言』草創文の作成者としても知られています。
1936(昭和11)年〜1938(昭和13)年、本格的な全国古庭園実測調査を手掛け、 それを基にした成果発表と共に自らも作庭に力を注ぎました。
日本史上初めての市松デザインによる北庭が有名な公の場における事実上のデビュー作東福寺(京都東山)方丈庭園を代表作に、 生涯に200あまりの作庭を手掛けました。
本展は昨年秋の東京汐留ミュージアムで行われた展覧会によっておきた反響の大きさを
汐留ミュージアム同様の古庭園の実測図(原図)、 自身の作庭として東福寺をはじめとする14箇所の庭園を撮り下ろしの写真と
図面(原図)・スケッチ(原図)・映像、併せて勅使河原蒼風・小原豊雲・中川幸夫・イサム・ノグチ達との交友関係、 いけばな関係の資料の展示により関西に伝え、三玲が長年にわたり研究してきた成果の全貌に迫るものであります。

○会期
2007年6月25日(月)から2007年8月4日(土)まで
○休館日
日曜日・祝日

◎関連企画1

シンポジウム
@京都工芸繊維大学1号館0111講義室
○パネラー
尼崎博正(京都造形芸術大学教授巨重森千青(作庭家)
○司会
西村征一郎(京都工芸繊維大学名誉教授)
○入場無料
○定員150名(当日先着順)

◎関連企画2

重森三輪庭園見学会
6月30日(土)岸和田城庭園
7月7日(土)松尾大社庭園
7月14日(土)東福寺方丈庭園
7月21日(土)香里団地「以楽苑」
7月28日(土)非公開・個人邸園
各日10:30現地集合
○講師
作庭家 重森干青

○主催
(社)日本建築美術工芸協会(aaca)
重森三玲京都展実行委員会

○申込・問い合わせ
(社)日本建築美術工芸協会(aaca)
tel  06-6447-8077
fax  06-6447-8078

○詳細
(社)日本建築美術工芸協会(aaca)