京都工芸繊維大学美術工芸資料館

京都工芸繊維大学

京都・大学ミュージアム連携

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Kyoto Institute of Technology

展覧会アーカイブ|Exhibition Archives

2005.10.18 - 2005.11.13

紙は今 2005展

京都工芸繊維大学では、1998年の「19世紀の和紙」展に引き続き、「紙は今−2005」展を開催します。
今回の展覧会では、最先端の科学技術が生み出した成果を一堂に集め、日本の紙文化の現在と未来の姿を展望します。
機械生産の導入により、19世紀までの和紙文化は激変を迫られました。
生活必需品としての紙が次々と洋紙に取って代わられるなかで、 日本文化を色濃く反映する和紙がいかにアイデンティティーを守り、 現在にいたっているかを展示するとともに、紙のリサイクルについても最新の成果を御覧に入れます。
記念講演・ワークショップ京都工芸繊維大学では、 今秋、科学技術研究者とデザイナーとが連携する実験工房として紙造形工房を開設いたします。
ワークショップでは、西洋式、日本式の製紙法や紙以前の紙と言われるパピルスの製作、 そして、それらを応用し、芸術性を加味したオリジナルな技法を公開します。
また、プロダクトデザイナー喜多俊之氏による記念講演会も開催致します。

○会期
2005年10月18日(火)から2005年11月13日(日)まで

◎関連企画

ギャラリートーク 2005年11月3日(木・祝)10:30 - 12:00
@美術工芸資料館
○解説 / 植村芳藏、森田康敬、稲垣寛、伊部京子、畑由起子ほか
13:00 - 16:00
○デモンストレーション@紙造形工房
西洋式紙造型
○実演 / William Kohl、Lynne Sures
パピルスと現在造形
○実演 / Ahmed Kadry
日本の流し漉き
○実演 / 長谷川聡、林伸次、田村正、長谷川典弘ほか
16:30 - 18:00 
記念講演@センターホール ○講師 / 喜多俊之
16:30 - 18:00 
2005年11月4日(金)・5日(土)
11:30 - 17:00
ワークショップ@紙造形工房
○講師 / William Kohl、Lynne Sures、Ahmed Kadry、長谷川聡、林伸次、田村正、長谷川典弘ほか

○主催
総合プロジェクト「紙は今−2005」実行委員会
○企画運営
京都工芸繊維大学美術工芸資料館(展覧会)
京都工芸繊維大学「デザインにおける紙の可能性に関する研究」グループ(講演会・ワークショップ)
日本・紙アカデミー(講演会・ワークショップ)
○協力
京都工芸繊維大学Washi Research Project調査研究会
20世紀和紙総監実行委員会
○後援
文部科学省
経済産業省
京都府
京都市
京都商工会議所
全国手漉き和紙連合会
日本繊維機械学会
機能紙研究会
日本印刷学会
日本グラフィックデザイナー協会
NHK京都放送局
KBS京都    ほか