京都工芸繊維大学美術工芸資料館

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展覧会アーカイブ|Exhibition Archives

2005.3.15 - 2005.5.31

長谷川潔銅版画展

長谷川潔は、銅版画技法において幻とされていたマニエール・ノワール(メゾチント)を、近代的表現で蘇らせた銅版画家です。
銅版画技法習得のため1918年に渡仏して以来、終生フランスに在住し数多くの作品を生み出しました。
彼の業績は、フランス文化勲章や勲三等瑞宝章を授章するなど高く評価されています。
深い墨色のなかから風景や静物などが浮かび上がってくるマニエール・ノワールを用いた作品は、 どこか温かみがあり観覧者を魅了します。
この長谷川潔銅版画展は蒐集家橋本利夫氏(京都高等工芸学校図案科を昭和13年に卒業した)による 1998年2月に寄贈のコレクションの初公開であります。
その中には極初期(1922年)から晩期(1971年)までに制作された銅版画86点、 戦前フランスで刊行された「フランス語訳竹取物語(本野盛一訳)」への挿絵(1933年)、 さらに、日夏歌之介詩集に添えられた銅版画による挿画(1926 - 27年)をも含みます。

○会期
2005年3月15日(火)から2005年5月31日(火)まで

◎関連企画

ギャラリートーク
2005年4月9日(土)  13:30 - 15:00
@京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○講師
樋田豊次郎(京都工芸繊維大学大学助教授)
○参加費  無料
○申込  不要