京都工芸繊維大学美術工芸資料館

京都工芸繊維大学

京都・大学ミュージアム連携

©Museum and Archives,
Kyoto Institute of Technology

展覧会|Exhibition

【開館の再開のお知らせ】

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため4月9日(木)より当面の間、臨時休館としておりましたが、十分な感染防止対策を講じた上で、9月28日(月)より開館いたします。

2020.10.26 - 2020.11.21

明治から戦前期の教育資料―奈良女子高等師範学校と京都高等工芸学校
Instructional Materials from Meiji to Pre War Era
Nara Women's Higher Normal School and Kyoto Higher Craft School
明治から戦前期の教育資料―奈良女子高等師範学校と京都高等工芸学校

 京都工芸繊維大学美術工芸資料館では、大学の前身校のひとつである京都高等工芸学校が1902(明治35)年に開校して以来、使命として掲げていた京都の美術工芸の近代化への貢献を検証するために、これまで多くの展覧会を開催してきました。 2014年度から2019年度にかけては、京都市立芸術大学芸術資料館のご協力を得て、京都高等工芸学校と京都市立美術工芸学校(京都市立芸術大学の前身校)の図案教育を比較する展覧会を開催し、両校がたがいに刺激しあいながら、京都の伝統産業界に新しい図案を提供していたことを示しました。
 今年度は、奈良女子大学の全面的なご協力を得て、女子教員の養成学校であった奈良女子高等師範学校(奈良女子大学の前身校)初期の教育資料と、京都高等工芸学校の教育資料とを組み合わせることにより、明治・大正期の高等教育機関における教育のあり方とそこで用いられた資料の実態を明らかにしたいと思います。
 両校は、教員養成と工芸指導者養成という方向性こそ異なりますが、同時期に奈良と京都で高等教育を推進していたという点で、その資料には意外な共通点がみられます。本展では、「正倉院」「有職故実」「ガラススライド」「染織」の四つのジャンルをとりあげました。両校の教育資料の共通点と相違点を、展示を通して実感していただければ幸いです。

○開催期間
2020年10月26日(月)から11月21日(土)
○休館日
日曜日・祝日
○開館時間
10-17時(入館は16時30分まで)
○会場
京都工芸繊維大学美術工芸資料館 1階展示室
○入館料
一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生は学生証の提示により無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳または被爆者健康手帳をお持ちの方及び付添の方1名は無料(入館の際は、手帳の提示をお願いします)

○企画・主催
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
○共催
奈良女子大学
○協力
京都・大学ミュージアム連携