京都工芸繊維大学美術工芸資料館

京都工芸繊維大学

京都・大学ミュージアム連携

©Museum and Archives,
Kyoto Institute of Technology

展覧会|Exhibition

2019.11.18 - 2019.12.14

ポスターにおける写真表現
Photographic Expression in Posters
ポスターにおける写真表現

 現代において、ポスターに写真が使われることは、非常に一般的です。写真が使われているポスターをその表現方法に注目してみると、トリミングやモンタージュ、文字との構成など、あらゆる表現が存在していることに気づくでしょう。またそれらは、当時の社会情勢や印刷技術の発展とも無関係ではありません。
 本展は、京都工芸繊維大学美術工芸資料館のコレクションから、日本のポスターにおける写真表現に着目したものです。第1室では、日本でポスターに写真が使われだした初期の作品を、それらに影響を与えた美人画ポスターと共に展示します。第2室では、1960年代、70年代の大島弘義や檜垣紀六、TAB(Tokyo Art Bureau)、粟津潔等の作家による表現豊かな映画ポスターを紹介します。第3室では、グラビア印刷の色彩が美しい亀倉雄策による1964年の東京オリンピックのポスターを起点に、写真の使われているオリンピックポスターを展示します。
 ポスターにおける写真表現の発展をその時代の変化と共に感じていただけると幸いです。

○開催期間
2019年11月18日(月)から12月14日(土)まで
○休館日
日曜日・祝日
○開館時間
10-17時(入館は16時30分まで)
○会場
京都工芸繊維大学美術工芸資料館2階
○入館料
一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料で入場できます。
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳または被爆者健康手帳をお持ちの方及び付添の方1名は無料です(入館の際は、手帳の提示をお願いします)。
○企画
京都工芸繊維大学博士後期課程 芦高郁子

◎同時開催
「草の根のアール・ヌーヴォー 明治期の文芸雑誌と図案教育」
会期:2019年10月28日(月)〜11月22日(金)
●博物館実習展示:「纏う自然ー着物の中に見る、自然表現」/「考える余白」
会期:2019年12月2日(月)〜12月19日(木)(予定)