「近代京都と染織図案」展の第三弾となる本展では、図案を制作する「図案家」という職業に着目します。明治期は、さまざまな工芸品に関する下絵が「図案」という新たな職業領域として成立し、図案を専門的に制作する「図案家」が社会的にも認知されはじめました。また、教育機関においても図案制作に従事する人材の育成が開始されました。ただし、図案は工芸品・産業製品制作の途中過程という性格もあり、完成された製品に比べてこれまで注目されにくかった分野でもあります。
本展では、明治から戦前期を通して図案家が手がけてきた仕事から、近代京都における制作現場の図案をみていきます。
○開催期間
2019年8月26日(月)から10月6日(日)まで
○休館日
日曜日・祝日(10月6日(日)は開館)
○開館時間
10-17時(入館は16時30分まで)
○会場
京都工芸繊維大学美術工芸資料館1階
○入館料
無料
○主催
京都工芸繊維大学美術工芸資料館、京都市立芸術大学芸術資料館
○共催
京都・大学ミュージアム連携参加校
「京都・大学ミュージアム連携+」による「京都の伝統Tradition of KYOTO」発信プロジェクト
(地域と協働した博物館創造活動支援事業(平成31年度文化庁地域の博物館を中核としたクラスター形成支援事業))