京都工芸繊維大学美術工芸資料館

京都工芸繊維大学

京都・大学ミュージアム連携

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Kyoto Institute of Technology

展覧会アーカイブ|Exhibition Archives

2009.5.25 - 2009.7.3

館所蔵名品展−コレクション展V−

美術工芸資料館は、京都工芸繊維大学の前身校の一つである京都高等工芸学校の創立以来、 100余年にわたり収集した作品を基盤として、1981年に開館しました。
その収蔵品は現在37,500点を超え、絵画、彫刻、工芸品、ポスター、繊維品、考古品、建築資料など多岐にわたっています。
今回の「館所蔵名品展(コレクション展V)」では、昨年夏の「コレクション展T」に引き続き、 当館の多岐にわたる収蔵品のなかから、工芸品・ポスター・家具・現代美術・建築図面など異なる分野ごとに、 それぞれそのごく一部ではありますが、皆様にご覧いただきます。
具体的には、姫君の調度である輿や小鼓などの江戸時代の漆芸品、 ロートレックの「歓楽の女王」や日本ではじめてヌード写真を用いた赤玉ポートワインのポスター、 モダン・アメリカを象徴するアメリカン・ミッド・センチュリーの椅子、 京都高等工芸学校の初代図案科教授である浅井 忠の「武士山狩図」や浅井がデザインをした花生や漆製品、 そして、今年4月に、百貨店建築としては初めて国の重要文化財に指定された
東京・日本橋にある「高島屋東京店」の増築部分の設計を手がけた建築家・村野藤吾の建築設計図面などです。
本学の卒業生たちが実際に学習に使用し、また、現在でも教材として利用されている生きた名品の数々を是非ご覧ください。

○会期
2009年5月25日(月)から2009年7月30日(金)まで